人生 1とは

 この世の中はいろいろな情報が交錯している。真実の情報もあれば根も葉もない情報もある。その中で、物事の本質を貫いている情報は全体のどのくらいの割合だろうか?そもそも物事の本質を貫いている情報とはそれぞれ各人異なっているから一概に決める事は出来ないだろう。

 ここでいう情報とは、主に思想信条や慣習などの事を表している。物事の本質を限界はあるものの身に付けることが出来れば、奥の深いまるで宇宙のような広がりを見せた人物になれるに違いない。

 私は決して器量のある人間ではない。けれども分母は小さいけれど分子を増やしていけば、結果1となり、全部が満たされる。100分の100も200分の200も一緒である。つまり、器量のあるか否かにかかわらず、1の状態がその人の最大限の人生における奥深さという事になる。分母はその人が身につけなければならない物事の本質の量で、分子が現在身につけている物事の本質の量である。

 人間は無限の可能性を秘めている。もちろん年齢なんて無関係だ。生きている限りこの理は当てはまる。だから1の状態にすることは不可能に近いが、それでも私は限りなく1に近い1を目指していきたいと思う。