あなたを守りたい

大海原に投げられた岩はどんどん深く沈んでいく、どこまでもどこまでも


気づけば陽光も射さない海底へ、周囲は暗闇、何も見えない


あなたの心の奥底もこの岩と同じようなものかな


あなたの奥底にもし光が射したらどうなるかな


あなたの心はショックを起こして死んでしまうかな


だから決してあなたの奥底に光を射してはいけない


あなたは世情の暗さをエサにして生きているから、そのエサを奪うようなことをしてはいけない


光あれば影あり、光になれない以上影になるしかないではないか、それしか選択肢がないのだから


あなたは渇望するだろう、光になりたいと


けれど、影と対極にある光になるということはあなたの死を意味するのと同然


あなたは影に徹しなさい、あなた自身のためにね