2020年6月のブログ記事

  • タイトルがまとめられない。強いてタイトルを付けるとしたら「人生」?

     上記の写真は、小学4年生当時の写真である。これがその当時の自分の写真。けれど、振り返ってみると、別人のようにみえる。「えっ、これが自分?」という感じだ。  この頃の口癖は確かよく「忘れた」だった。最も印象に残っているのは、宿題が出るたびに、忘れていないのに、やらずに忘れていたことにしていたことだ... 続きをみる

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  • 資格について(補足)

     民法の時効の分野で催告は裁判外の請求にあたり、その時から6ヵ月を経過するまでの間は、時効は完成しない。    これと紛らわしいものに裁判上の請求や裁判上の催告などがある。    前者はその事由が終了するまでの間は、時効は完成しない。この手続において、確定判決または確定判決と同一の効力を有するもの... 続きをみる

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  • 資格について

     うっかりミスをしていた。民法の時効の分野で裁判外の催告というものがある。これをすると、6ヵ月を経過するまでは時効は完成しないというものだが、これは時効の完成猶予にあたる。これを僕は、時効の更新と間違えていた。致命的なミスである。  完成猶予は、今までの時効期間が振り戻しにならない点で更新と異なる... 続きをみる

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  • フィクション 妻に頼まれて

     自動車に揺られながら幼少である私は、助手席で貪欲なまでに眠っていた。ようやく、その眠りから目覚めると、運転席に座る父に目を向け、口を開いた。 「父ちゃん、喉渇いた」 「・・・・・・」  父は、無言だった。手前にはドリンクホルダーに缶ジュースがあった。 「飲んでいい?」  すると、今まで無言だった... 続きをみる

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  • 事業所のこと、資格のことなど

     エレベーターがどの階にも止まらない。速度が弱まりこの階で止まるかなと思いきや再び速まる。その繰り返しだ。どこの階でもいいから停まってくれ、私は心の中で叫ぶ。  今日は、事業所で年2回ある大掃除の日だった。最初に避難訓練があり、11時までの約小1時間作業をした。そこからはそれぞれのグループに分かれ... 続きをみる

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  • 人の気持ちは変わりやすい

     幼少期、びわ湖と海の違いが分からなかった。びわ湖は、海のように広いし砂浜もあるし、共通点が多い。そこで、そんな私に両親は、福井の海に連れて行ってくれた。海に着くと、父親が「その水を手に付けて少し舐めてみぃ」と言い、舐めてみるとしょっぱかった。その時は、これが海との違いかと思った。  現在、仕事場... 続きをみる

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  • 人間って

     しょうもないこと、興味のないことを毎日長時間やらされていたら、自分が本当にしたいことや興味のあることが分からなくなってくる。晴天だったのに、次第に厚い雲に覆われ、しまいには濃霧まで発生して、視界が見えなくなるのと一緒だ。目標に掲げていたものがやがて分からなくなり、今、私は何処へ向かって船を漕いで... 続きをみる

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  • 思いを形に

     ゆとり君というYouTuberがいる。彼は、日々の出来事を発信しているのだが、終始愚痴ばかりだ。視聴する私は、ものの20〜30秒するとその動画を閉じてしまうが、更新の動画があると必ず見るようにしている。チャンネル登録もしている。    視聴する価値の有無は、その人それぞれだと思っている。私は、ゆ... 続きをみる

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  • 自分のこれから

     働くことに意味があるのか、生活していけるだけのお金が貰えるならば、別に働がなくてもいいじゃないかと思う。毎日、言われた事だけをこなしていく仕事に何の価値があるのかとも思う。ただー。  現在、私は、諸事情あり障害者年金を受給している。障害厚生年金を合わせると生活保護受給額にはおそらく少しばかり届か... 続きをみる

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  • 日記6 欲と欲求不満について

     適度な平和は、身体に安らかさをもたらすが、過度な平和は、身体を退屈させる。人間何事も適度な刺激がある方が、精神が塞ぎ込まない。多額の負債を抱えているわけでもなく、仕事に負われているわけでもない。ましてや生命の危険に瀕しているわけでもない。ただ毎日が平凡に過ぎていく。私の感覚としては、(私の)時間... 続きをみる

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  • 日記5 余呉の紫陽花

     余呉湖の畔に咲いている紫陽花群。ピンクでなくほとんどが青色だった。土壌のpHによって花の色が変わるらしい。青花ということは、酸性の土壌ということになる。    余呉湖を一周できる道路があるが、一部車幅が狭い所があり、自動車での移動は、少し苦労した。自動車にロードバイクを積んで、それで移動すれば良... 続きをみる

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  • 日記4 死刑執行人の話

     男は夜の山道を歩いていた。爽やかな風とは裏腹に、身体は火照り、額から脂汗を滲ませ、足取りは鉛の足枷をしているかのように重たかった。かれこれ何時間歩いているだろうか。自宅を出たときは、まだ明るかった。車数は少なく、人通りはない。  山頂に着くと、眼下には、住宅街が目立った。反対側は、崖のようになっ... 続きをみる

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  • 日記3 思想の自由のありがさ

     (下記の文章は実際の事柄とは無関係であり、私が作出した世界観に基づく)  人には、名前が存在する。しかし、ここでは違う。皆、固有の番号で管理されている。私は、D88910で管理されており、名前は、一切呼ばれない。私の名前は、果たして、なんだったかな?    ここへ来てかれこれ三十年以上経つ。私が... 続きをみる

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  • 日記2 自分

     私の頭上には雲一つない澄み切った青空が広がる。梅雨に入ったが、その気を全く感じさせない。沿道の植込みの紫陽花は、どことなく元気がない。街頭は通勤ラッシュの最中で、大勢の人々が目的地へと向かって忙しなく歩を進めている。ショーウィンドウ越しに自分の姿が映っているか確認した。私は、安堵の溜息を漏らした... 続きをみる

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  • 日記 死について

     私は思う。毎日フランスパンとコーヒーがあればそれで幸せだと。タバコも酒も要らない。死際にタバコを一本吹かすよりも一片のパンをかじりながら死んでいく。これが私の本望だ。  私は死について考えることが多い。死とは生まれる以前の状態に戻るだけだ。つまり、無の世界だ。それについて考えることは、およそ無意... 続きをみる

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  • その四 お上御公認のヤクザ

     大野に連れて行かれた先は、住宅地だった。坂を少し上がった場所に目的の住宅があった。田村は、てっきり大野の自宅に行くんだろうと思ったが、そうではなかった。田村は、その住宅に目を向けた瞬間、「はっ」と驚いた。玄関ドアに張り紙がびっしり貼られ、郵便受けの中にはチラシがこれでもかと入れられていた。金返せ... 続きをみる

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  • その三 オレ、人を殺してもうた

     田村はうなされていた。キミは、プロという言葉の意味をわかっとらん。布団から飛び起きた。なんだ夢だったのか。  大野事務所に行く道中、昨日大野から言われた言葉が頭の中で反芻する。僕を雇うか否かは今日決めることになったが、雇われるか否かは、自分で決めろとか、プロという言葉を理解していないとか、正直よ... 続きをみる

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  • そのニ 法律が大人の喧嘩の武器だ!

     田村自身は酒に酔っていて気が付かなかったが、あの初老の紳士から名刺を預かっていたことに今更ながら気が付いた。そこには大野行政書士事務所大野勇と記されていた。大野さんというのか。お礼をしないとな。  田村は、都会の路地をひた歩く。大野の事務所に行くためだ。目的地に着く道中、別の行政書士事務所があり... 続きをみる

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  • 1巻その一 社長は、会社の一番の権力者じゃない!

     怒突ビルメンテ従業員田村は、明日自動車免許の更新があり、会社を休みたい。西村主任にそのことを伝え了承を得たが。  翌々日、田村は出勤すると無断欠勤扱いになっていた。社長は「そんなこと聞いていない」の一点張り。主任がどうやら伝えることを忘れたらしい。社長が主任に確認を取るも、主任は自身のクビを免れ... 続きをみる

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