自分のこれから

 働くことに意味があるのか、生活していけるだけのお金が貰えるならば、別に働がなくてもいいじゃないかと思う。毎日、言われた事だけをこなしていく仕事に何の価値があるのかとも思う。ただー。


 現在、私は、諸事情あり障害者年金を受給している。障害厚生年金を合わせると生活保護受給額にはおそらく少しばかり届かないと思うが、実家暮らしということもあり、それだけで暮らしていけると思う。


 仕事は、就労支援サービスを受けており、a型の事業所に通っている。仕事内容は、パチンコ台の解体作業である。本来なら、働くことが出来ることに感謝しなければいけないと思うのだか、そこで働き始めて、2年目、正直飽きてきた。毎日、同じ作業の繰り返しで何の変化もない。私の感覚としては、刑務所で刑務作業をしている感じだ。何の罪も犯していないのに、意に反する苦役を虐げられているような気になることもある。非常に罰当たりなことかもしれないが、思うものは仕方がない。


 それだったら、辞めて自宅に一日居たらいいではないか、そう思うかもしれないが、それはそれでまた退屈だ。家にいる退屈を取るならば、仕事での退屈を選択する。だから、現在の仕事を辞めないのだと思う。


 青い鳥症候群っていう言葉をどこかで知った。自分の居場所はここではないと思い続けることだそうだ。違っていたら申し訳ない。現在の仕事を辞めて仮に別の場所に移っても結局同じことなのかなと思うこともある。


 けれど、そんな私だけれど、一つだけ興味があるものがある。それは、法律だ。日本社会は、実に多くの法律に縛られている。まるで蜘蛛の巣のようだ。条文や判例を覚えることは、あまり苦痛に感じない。法律家の登竜門である行政書士の資格にも挑戦している。いろいろな法律がある中で、民法は特に重要だと思う。私たちの暮らしに密接に関わっているからだ。成年後見や、代理、時効、物権変動、連帯債務、保証、不法行為、親族、相続などである。覚えたり理解するのは大変だけれど、合間をぬって、勉強するのも悪くはない。他にも、行政書士では、行政法、憲法、商法、一般知識の科目があるから大変だ。今年の11月8日にある試験に受かるといいのだが。去年は、300点満点中168点で不合格だった。あと12点足りなかった。だから今年は、何がなんでも受かりたい。


 仕事は確かに反吐が出そうなほどつまらないが、その分、通信教育で教材を買えたりできるので、生活の足しになり少し余裕が生まれる。だから、仕事は続けながら行政書士を頑張ろうと思う。