人の気持ちは変わりやすい

 幼少期、びわ湖と海の違いが分からなかった。びわ湖は、海のように広いし砂浜もあるし、共通点が多い。そこで、そんな私に両親は、福井の海に連れて行ってくれた。海に着くと、父親が「その水を手に付けて少し舐めてみぃ」と言い、舐めてみるとしょっぱかった。その時は、これが海との違いかと思った。


 現在、仕事場の休憩室からこのブログに文章を打っている。休憩時間は他の人と会話することはあまりない。共通の趣味はなさそうだし、話すとしても社交辞令程度だ。深い付き合いの友人は一人もいないが、少し寂しいと思う以外は、別になんとも思わない。両親も私と大体同じだからである。


 複数の人たちが群がっている姿を見ると羨ましく感じる。けれど、いざ自分がその群がりの中に入ると、思い描いていたのとは裏腹にそこまで楽しくなかった。あまり人の輪の中に溶け込むことが得意ではないのかもしれない。


 「隣の芝は青く見える」農協に勤めていた当時、私が所属する部長から言われた言葉が5年以上経った今でも脳裏に焼き付いている。すぐ自分を見失ってしまって他人を羨んでしまう。「ホタル来い、こっちの水は甘いぞ、あっちの水も甘いぞ」けれど実際は、どっちの水も甘くないことの方がしばしばである。


 ここらへんで下書き保存をしよう。貴重な休憩時間が終わろうとしている。


 当初、今日仕事が終わったら、久しぶりに彦根港に行こうと思っていたが、雨が降っていたのでやめた。変な天気である。現在、自宅におり、さっきまで行政書士の勉強をしていた。LECという法律系の予備校があるのだが、その通信講座を受講している。大体全科目終わり、反復の最中なので、モチベーションを保つことが大変だ。7月から到達確認の模試が始まり、8ぐらいから本格的に56点アップ道場というものを活用しようかな。


 行政事件訴訟法と行政不服審査法との制度の違いがなかなか難しいと感じる。こっちの制度には規定があるけれど、そうでない方には規定がないとか。基本的な知識は身に付いているかなと思うのだか、行政法は奥が深く、知れば知るほど多くの疑問点が浮かんでくる。行政法に限ったことではないが。あと、この規定は、他の規定に準用されているか否かという問題も頭を悩ます。過去問に出題されているものを中心に押さえていければと思う。


 ブログに書き記すことによって自分自身を見失わずに済むかもしれない。こうやって自分が思ったこと、していることなどを記すことは、自分の振り返りにつながると思う。