時間が欲しい。

 あっという間に時間が過ぎていく(ただし、仕事の時間は例外だ)。一日、2、3時間でいいから伸びて欲しい。

 中学の頃に「モモ」という小説を読んだことがある。主に時間の概念が書かれていたような気がする。その中で、時間貯蓄銀行なるものが登場して、人間は、そこへ時間を預金ならぬ預時間していく。そうすると、一日が短くなり、人々の生活はどんどん慌ただしくなっていく。

 僕は、仕事場に時間を預時間しているような気がする。けれど、その時間はあとになって返してもらえるのではなく、奪われるだけの存在で、正確には時間を投資しているのだ。その見返りとして給与が貰えるけれど、僕は金より時間の方が欲しい。金は稼ぐことができて増やすことができるけれど、時間は減っていくばかりだ。もし時間を増やす方法が見つかれば、多分ノーベル賞ものだと思う。

 時間は、人間にとって不確定期限だ。いつまであるのか分からないが、無限にあるわけでない。いずれ時が来る。つまり、死だ。死ぬ時、その人の時が止まる。


 確実と不確実。世の中でどちらが多いだろうか?一度この手について書かれている書籍を買ってみようかな?あまり小難しい書籍は僕には理解できそうにないから、平易に書かれているものを探して。


 いつも書籍を買うときは、大概Amazonを利用する。そうかと言って書店が不要だとは全然思わない。書店では、欲しいのがないかを探してAmazonでの価格と比べてみて、約同額であれば、書店でも買う。

 僕の場合、中古本で十分だ。だから、ブックオフなんかで買うのがも好きである。


 書籍を読む時間に費やしてしまったら、今度は、行政書士の勉強時間が確保できなくなってしまう。いずれにしても、もっと時間が欲しい。他の人から、その人の時間を奪えて自分のものにできたらいいのに。それは、自分勝手か。